「悩みの法則」
悩みを肯定することについて、もう少し説明させてください。
なぜ、悩みを肯定できると、悩みの海から飛び立てるのでしょうか?
これまで5回にわたって、「悩み」について書いて来ました。
続けて読んでくださっている読者の方の中には、「悩み」とはどういうものなのか、一定のイメージが形作られてきているかもしれません。
振り返って、簡単に整理してみましょう。
・悩みは、悩むから悩みになる
・悩みは、「他の可能性」があることに気づかない故に生じる「錯覚」である
・悩みは、「理想の自分(価値)」と「現実の自分」とのギャップから生まれる
・悩みは、否定すると解消されない
・悩まない人は、「過去の住人」ではない人、「肯定のベクトル」を持った人で ある
さて、これらのことから、
悩みが生じる際に、ある法則があることにお気づきでしょうか?
それは、「自然」と「矛盾」という法則です。
「自然」と「矛盾」
例えば、
夏が暑いのは自然です。
月が自分の力では光り輝かないのは自然です。
明けない夜は矛盾です。
水が低いところから高いところに流れるのは矛盾です。
「他の可能性」があるのに、それをないと思い込むのは矛盾です。
「ギャップ」があるのは矛盾です。
「否定」することは矛盾です。
「過去に住む」ことは矛盾です。
つまり、「矛盾」が悩みを生むのです。
「矛盾」とは「自然」ではないことです。
自然に生きていれば、悩みは生じないのです。
 

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