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誰しも、気になる人、引っ掛かる人がいます。
あなたの気になる人、引っ掛かる人はどんな人でしょう?
もし、その人があなたの悩みを引き起こしているとしたら、なかなか看過できないですよね。
例えば、高飛車にあなたを叱責する上司がいるとします。
「自分はこれくらいできた、それに比べて…」と、常に上から目線であなたを批判します。建設的なアドバイスをくれるというより、自分は仕事ができると見せ付けたい、もしくはあなたをおとしめたい、それが目的のような…。
あなたは、その上司の顔を思い浮かべるだけで、出社拒否に陥りそうになってしまいます。
さて、ここで、あなたにお伝えしなければならないことがあります。
それは、気に掛かる人というのは、実は、その人と同じ面があなたにもあるから気に掛かる、という事実です。
上から目線で物を言う人が嫌いだとしたら、あなたにも上から目線で物を言う傾向があるのかもしれません。
なぜなら、その傾向がなければ、相手の上から目線に反応できないからです。
バカにされたくない、つまり自分はできている、という思いがなければ、バカにされても傷つくことはありません。
そして、「自分はできている」「自分は偉い」という思いは、できていないと思われる人を自分より下に見がちです。つまり、上から目線になってしまうのです。
あなたを悩ます相手は、あなたの鏡なのです。
もちろん、あなたと相手がイコールということではありません。
あなたにも、相手と同様の部分があるということです。
好きな異性があなたの友人と結婚したら傷つくでしょうが、関心のない異性ならば、友人の結婚に傷つくことはあまりないでしょう。
同じ土俵に立っている時に、人はもっとも強く反応します。
悩まない秘訣、
それは、自分を悩ませる相手と同じ土俵に立たないことです。立っていたら、さっさとその土俵から降りるべきです。
自分は偉いと思いたい気持ちがなくなれば、上司に叱責されても、建設的な部分だけに耳を傾けることができるに違いありません。
 

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